
引用:大ヒット映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(吾峠呼世晴・集英社作品)の入場者特典(編集者撮影)
今年5月に連載マンガが完結してなお、10月に公開された映画が興行収入260億円を突破するなど社会現象を巻き起こしている『鬼滅の刃』。その人気の高さは各業界にも波及し、コラボ商品が次々と発売されています。そんなコラボ商品たち、発売後の動向はどうだったのでしょうか? 今回は「市場内順位を大きく上げた事例」と「市場全体の規模を拡大させた事例」の2つをご紹介します!
缶コーヒー市場
こちらの事例では、あるメーカーの既存ブランドがコラボし、主人公や人気キャラクター28種類のイラストが描かれたパッケージにリニューアルしました。その結果、発売前1か月は販売金額において市場内6位だった当該ブランドが、発売週には販売金額を約5倍に伸ばし市場内3位に。その後も発売前より高い順位を維持しています。

またリニューアル後は購入者の中で女性が占める割合が増加しており、リーチできていなかった消費者にも購入されるようになったことがわかります。

コラボ商品発売により市場規模が拡大した事例
こちらの事例では、あるメーカーが「認知度の高いキャラクターを採用し、市場を盛り上げる」という狙いで鬼滅の刃とのコラボ商品を発売しました。その結果、発売週から1か月間1位を獲得。また当該ブランドの登場により発売月の販売金額規模は過去1年間で最大になりました。

また、購入者の内訳を他ブランドと比較すると、他ブランドに比べ購入者の中で「単身者」が占める割合が大きいことがわかります。

その分、カレー×キャラクター市場全体のメインターゲットである「2世帯同居(親とその子供)」の購入者が占める割合は他ブランドと比べ低くなっており、幅広いファンがいる「鬼滅の刃」とのコラボ、カレー×キャラクター市場では珍しい中辛というフレーバーなどの要因による影響だと考察できます。