【インドネシア】ファブリック向け消毒スプレーが登場/衛生意識の向上で家庭用衛生用品のバラエティが広がる
COVID-19の影響で、インドネシアにおけるミドルクラス以上の衛生意識は各段に向上し、衛生用品の使用頻度も上がった。現在、ハンドサニタイザーに加え、人気なのがファブリック向けの消毒用品だ。国内の企業が製造し、大手コンビニなどの店頭で販売されるようになった。主に衣服や家具向けで、霧吹き型のタイプやスプレー型のタイプが販売されている。価格帯は1つあたり40,700ルピア〜54,000ルピア(約300~400円)程度。ミドルクラス以上であれば難なく購入できる価格であり、今後も常用されていく可能性は高いだろう。
COVID-19以前は存在しなかったファブリック用消毒スプレー
COVID-19以前のインドネシアには、ファブリック向け消毒スプレーは存在していなかった。しかしCOVID-19に敏感な富裕層では、帰宅後に衣服をすぐに着替えるなどウイルスを持ち込まない最善の努力をしている。そこに着目し、販売が決定されたのであろう。今後は、ファブリックにとどまらず車内向けなどシーンに合わせた商品が浸透していく可能性がある。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
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インテージ
- 2021/03/18
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