【中国】ニューリテールスーパー大手「盒馬」が食の無形文化遺産を応援
地方の郷土料理をテーマにしたドキュメンタリー番組『舌尖上的中国』(A Bite of China)のヒット以降、地方の老舗や昔ながらの素朴な味が中国で注目されるようになった。一方で、無形文化遺産に登録された食文化を持つ街や村の老舗では、後継者不足や過疎化が問題になっており、都市部の人に、その存在を知られないまま姿を消してしまうものも多い。盒馬はそんな消えゆく中国の伝統を保護し、次の時代に継承していくため、無形文化遺産に指定された食べ物の販売を開始した。盒馬は「アプリ」、「店舗」、「飲食」の3つで成功している小売店で、アプリの写真や映像、口コミでその商品を広く伝え、店頭では調理の実演を見せたり、作りたてをその場で試食してもらったりすることで、幅広い層に魅力を伝えている。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
-
執筆者プロフィール
TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
http://tnc-trend.jp/ -
編集者プロフィール
インテージ
***
- 2020/05/18
- 2224 Views