【ベトナム】COVID-19対策として小学校のランチタイムにシフト制を導入
- 公開日:2021/01/18
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5分〜10分おきに昼食をスタート手洗い場所の混雑緩和
ホーチミン市内の学校では、COVID-19感染予防対策として、3密を避けるためにランチの時間にシフト制が導入された。従来はすべての学年が同じ時間に昼食をとっていたが、子ども同士の接触を減らす工夫がされている。また、下校時間なども多くの子どもが集まらないように時間差で行動するようになった。昼食時間は、各クラス5分から10分間隔でスタートする。開始時間をずらすことで食前、食後の手洗いの場所の混雑を避けることにもつながっている。食器やトレイも同じものを使用しないように管理されている。学校としては現在の方法は運用が少し大変だが、子どもや教師の健康を守ることができるとして評判が良く、保護者からも子どもの健康が考えられていて安心と好評だ。
ベトナムのCOVID-19対策は「5K」
COVID-19の発生で、旧正月明けから約3か月間ベトナム国内のすべての学校は閉鎖された。5月上旬より順次学校が再開。学校内の消毒や清掃が行われ、登校時の検温、マスクの着用(着用がない場合は目や鼻、口を触らないように指導)など様々な対策が取られた。
ベトナムでは、COVID-19対策として3密のほかに、「5K」が用いられる。KHẨU TRANG(マスク)、KHỬ KHUẨN (消毒)、KHOẢNG CÁCH (間隔)、KHÔNG TỤ TẬP (密集を避ける)、KHAI BÁO Y TẾ (健康宣言)の頭文字をとったものだ。教育現場での取り組みは、子どもや保護者などに広がり、国民全体の衛生意識向上に繋がることが予想される。「5K」
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TNCアジアトレンドラボ
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