【インドネシア】インドネシア・国産フルーツ&野菜をたっぷり使った高級フレッシュジュースに注目
ヴィーガンやハラルにも対応 年々人気上昇中のコールドプレスジュース
インドネシア産のフルーツや野菜を使用したコールドプレスジュース「Re・Juve 」が、近年人気になっている。2014年にスタートしたブランドで、2021年9月現在、3都市に71店舗、45種類の商品を取り扱っている。商品価格は、250mlで36,000ルピア~56,000ルピア(約250円~400円)、435mlで54,000ルピア~78,000ルピア(約400円~550円)と一般的なフレッシュジュースに比べると高価で、2~3日しか日持ちしないこともあり、創業当時はヒットに至らなかった。しかし、インドネシア人の所得が上がるにつれ健康志向も上昇。ヴィーガン、ハラル、ラクトース&グルテンフリーに対応し、年代・宗教問わず安心して飲めるため、年々人気が上がっている。
人気の商品は、ほうれん草・きゅうり、パイナップル・アップルをミックスした、「Asian Green Cold Pressed Juce」 250ml/39,000ルピア(約300円)。Re・Juveは、野菜と果物・スパイスを組み合わせた「効能別」に商品を展開しているため、その日の体調にあわせ、ジュースを選ぶことができる。また、デトックスなど目的別のセットパッケージ販売も行っている。
スイーツ感覚のジュースから健康志向のジュースへ
インドネシアには元々屋台のフレッシュジューススタンドの文化がある。しかし、屋台のジュースは砂糖がたっぷり入っており、健康的な飲料というよりは、スイーツ感覚で飲むものだった。2011年頃から無添加・ノンシュガーのボトル入りフレッシュジュース「Mama Roz 」が、高級スーパーで売られるようになり、ボトル入りフレッシュジュースの人気が加速。そんな中、「Re・Juve」は、ボトル入りフレッシュジュース専門店をオープン。COVID-19以降は、免疫力アップ、野菜不足を補う目的でジュースを飲む人も増えている。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ ) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
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インテージ
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- 2022/04/19
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