【タイ】CPなど大手食品メーカーから続々登場/タイ発プラントベース食品
大手食品メーカーの参入により広がりを見せるプラントベース食品
2019年頃から、国内中小メーカーによる国産プラントベースブランド「Meat Avatar」や「Let’s Plant Meat」などが登場。「Meat Avatar」は、複数のレストランチェーン店で継続的にプラントベースのタイ料理やスパゲティなどを提供している。「CP」も「KFC」や韓国風焼肉レストランチェーン「Dak Garbi」などと協力し、2021年9月頃から期間限定でMeat Zeroメニューを提供。
菜食週間・ギンジェーの食事として受け入れられるかどうかに注目が集まる
タイでは古くから毎年9~10月頃に2週間ほど肉類を控える菜食週間(タイ語でギンジェーと呼ばれる)があるほか、タイ語で「マンサウィラ」と呼ぶベジタリアン食を実行する人も少なくない。欧米志向の人や健康・環境意識の高い人の間では広まりつつある一方で、まだまだプラントベースに対して抵抗感のある人も多く、価格も一般的なスーパーで並ぶ肉より高価であるため、世間一般に根付いているとは言えない状況が続いていた。大手メーカーも加わったプラントベースブランドは、新しい「ギンジェー食」として受け入れられて定着するか、今後に注目が集まる。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ ) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
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インテージ
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- 2022/04/28
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