【インドネシア】韓国ストリートフードがジャカルタで人気!K-POPが後押し
ジャカルタで韓国のストリートフードが定着 ローソンのトッポギがSNSで話題に
インドネシア首都ジャカルタでは韓国アーティストの人気が高く、テレビや屋外広告など至る所でその姿を見ることができる。大手ECサイト「Tokopedia」ではTVCMに人気アーティストBTSを起用し、
「Shopee」や
「blibli」などのECサイトも韓国アーティストを積極的に起用している。このような韓国アーティスト人気から韓国料理の人気も高まっており、その中でもトッポギやコーンドッグ、クロッフル(クロワッサンとワッフルのハイブリッドスイーツ)などのストリートフードが定着している。ジャカルタ市内にはストリートフード系のレストランが数多くあり、ショッピングモールでは
「OJJU」など韓国料理レストランが複数店舗入っている。2021年11月、コンビニチェーン「ローソン」からトッポギ(25,000ルピア/約220円)が販売開始され、TikTokで「lawson tteokbokki」の視聴回数が、2022年4月上旬時点で8億回を超えるなど、SNSで話題となった。
韓国ドラマで頻繁に登場したストリートフードが若者の間で話題に
インドネシアではキムチなどの酸味が苦手な人が多く、韓国料理を好む人は少なかった。また、インドネシア料理は香辛料を使ったスパイシーさが特徴だが、韓国のスパイシーさ(コチュジャンや唐辛子)とは異なること、ハラルではないイメージもあり、ここ最近まで韓国料理に馴染みがなかった。しかし、2020年~2021年に「Start-Up」という韓国ドラマがインドネシアでヒットし、ドラマ内で頻繁に韓国料理が登場したことで、若者の間で韓国ストリートフードが話題になった。大手ECサイト「Tokopedia」によると、ドラマの影響もあって韓国フード関連の売上が5倍以上になったと述べている。韓国の美容品・食品・車などの商品は、ドラマや音楽人気との相乗効果を狙い、広告などに韓国アーティストを起用することが多い。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ ) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
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インテージ
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- 2022/06/03
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