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【中国】肌状態によってカスタマイズできる!高温多湿の気候に合わせたスキンケア「SKIN NEED」

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ショッピングスポット「タイムズスクエア」に自社店舗をオープンし話題に

香港発のスキンケアブランド「SKIN NEED 」が登場し、香港の気候とアジア人の肌に合ったスキンケアアイテムを展開。「SKIN NEED」は、アメリカのUCLAで生化学を学び、インターンとしてL‘Oréalなどのトップブランドで研究製造を学んだ香港人のクリスタル・レン氏が、帰国後に創業したブランド。
スクワランオイルやヒアルロン酸など、通常の基礎化粧品であれば高価な成分として少しずつ配合されている美容成分を純度100%で単独製品として開発。栄養が豊富なプラセンタクリームをベースにして、ユーザーが自分の肌の状態を判断して混ぜ合わせて使うというコンセプト。レン氏の妹が創業した姉妹ブランド「Woke Up Like This 」との協力で、今まで海外化粧品ブランドのみが店舗を出していたタイムズ スクエア香港などのメジャーなショッピングモールに、香港発ブランド初の自社店舗を展開して話題になっている。

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3種の基本製品を配合し、幅広い年齢層で使用可能

基本製品は3種類で、肌のバリア機能を高める「スクワランオイル」、水分補給のための「ヒアルロン酸」、栄養補給のための「プラセンタクリーム」。たとえば肌が乾燥したらヒアルロン酸の配合を増やす、寝不足で肌が疲れていたらオイルやクリームを多めにするなど、季節や気候、月経周期などで、自分のコンディションに合わせて配合する。さらにそれぞれの製品には、ニキビ肌ならビタミンB配合タイプなど、肌年齢や問題に対応するバリエーションの製品があるため、組み合わせ次第で10~50代やそれ以上など、幅広い年齢層に対応できる。価格はスクワランオイルで、848香港ドル~898香港ドル(約1.5万円程度)。

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気候と業界事情が似ているマレーシアとフィリピンでも展開

香港の化粧品業界は、海外からの輸入が95%を占めている。特に長年欧米の製品と共に、リッチでクリーミーなオイルベースのスキンケア製品が最上という価値観も輸入されていた。しかし、実際には高温多湿で欧米とはまったく気候が異なるため、本来はさっぱりとした使用感のウォーターベースのスキンケアが香港には適していることを念頭に開発されている。気候と業界事情が共通する、マレーシアとフィリピンでも「SKIN NEED」の製品を販売している。

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本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ ) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。


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