
健康志向のお弁当がZ世代の間で人気 台湾の若者が自ら立ち上げた店舗も登場
台北のZ世代や若者の間で、低GI食や低脂肪等を謳った健康志向のお弁当「健康餐盒」が人気とななっている。また、若者もこのようなお弁当のブランドを立ち上げることがトレンドになっている。健康志向のお弁当は、普通のお弁当が75~90元(約340円~405円)程度なのに対し、一番安いものでも一つ100元(約450円)以上と値段が高いが、食事時には列ができるほどの人気である。 「健人餐廚 」は、ブロガーが立ち上げたブランドで、がんで亡くした父親のことを思い、大切な家族の為に栄養がある健康的なものを食べてもらいたいという考えから生まれた。メインに鶏肉、豚肉、魚などが入ったお弁当が20数種類あり、中には食物繊維が多く含まれるサツマイモや空心菜などの6種類の野菜が入っている。鶏の胸肉がメインの「舒肥雞胸健康餐盒(109元/約491円)」や ネギと豚肉を炒めた「葱爆豬肉健康餐盒(119元/約536円) 」などが人気商品。現在、高雄市内で8店舗になり、北部新竹市にも店舗ができるほどの人気となった。 「Johnnybro強尼兄弟健康廚房 」は2018年に台湾の若者たちが立ち上げたブランドで、数年のうちに北部から中部、南部へと20店舗以上に拡大。高食物繊維、低GI、高タンパク質を原則としているほか、低カロリーのケーキやゼリーなどのスイーツやドリンクも提供している。鶏胸肉のブラックペッパー焼きがメインの「黑胡椒嫩煎雞胸餐盒(100元/約450円) 」やラクサ味のチキンがメインの「南洋叻沙棒腿餐盒(95元/約428円) 」などが人気商品。※お弁当の価格は南部(高雄)の場合。 コロナで外出や外食を控える傾向にあり、自炊をしたり、飲食をコントロールしたりする人が増えていることも「健康餐盒」の人気に影響していると考えられる。また、 デリバリーサービス「foodpanda 」の統計によると、2020年からの感染拡大期間に比べて、2022年には健康志向のお弁当の注文量が30%成長しているという統計もある。「健康餐盒」はラインやアプリで事前に注文できることやリサイクルできる洗練されたパッケージなどがデジタルネイティブで環境問題に関心のあるZ世代から多くの支持を得ている。 本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ ) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。親日的で、日本企業の進出先としても注目度の高い台湾。「台湾人の平均的な生活スタイルや価値観」をどれだけ解像度を高く捉えられているでしょうか。
インテージの海外生活者データ「Global Viewer」をはじめとする各種データをもとに、台湾消費者の基本となる「平均」と、そこから見えてくる最新トレンドを整理して解説します。
台湾人の「平均」を知ろう!典型的な消費者像と最新トレンドを徹底解説
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