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【フィリピン】外国人が集う夜の街「ポブラシオン」が変化!若者向けのレストランやカフェがオープン

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街のイメージが変化するポブラシオン
夜の街から若者に人気のエリアへ

フィリピン・マカティのポブラシオンは、ビジネスエリアと住宅エリアの間に位置し、夜の街のイメージが強かったが、近年センスの良いカフェやレストランが増加して、エリアの雰囲気が変化している。新型コロナウイルスにより外国人観光客が激減し、多くの夜の店が廃業。廃業した店舗の後に、続々と若者向けのカフェやレストランが増えている。
中でも海外の料理を楽しめる店舗が注目されており、以前から人気のあった韓国レストランのほかに、タイ料理の「Khao Khai “Thai Chicken House”」、メキシコ料理の「Onlypans Taqueria Poblacion」などが賑わっている。また、「One World Kitchen」は、2000年代に美食家たちから絶大な支持を集めていたシェフのマニエル氏のシグネチャー ディッシュを復活させたことでも話題となった。

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フィリピンは2020年3月から2022年5月までと、世界的にも早く、長い期間ロックダウンを実施した。海外との渡航に厳しい規制があり、特別な理由がない場合は外国人が入国できない期間が長く、観光業や外国人を相手にしていたビジネスは、大きなダメージを受けた。また、ロックダウン期間中は、外出や外食の規制もあったため、外食産業は生き残りのために様々な工夫を始めた。フィリピン人はショッピングモールに行くことが娯楽になっており、飲食店ではショッピングモールに入っている大手チェーン店の人気が高く、個人経営の飲食店をあまり好まない傾向にあった。しかし、コロナ禍以降、感染のリスクが高そうなショッピングモールには行きたくない、便利な立地にあるおしゃれな店に行きたいと、若者や家族連れが、多くポブラシオン集まるようになった。

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本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。


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