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【カンボジア】カンボジア初の”Bean to Bar”チョコレートブランド「Wat Chocolate」が若い女性の間で大人気!

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シェムリアップで人気のチョコレート専門店が首都プノンペンに出店、若い女性の間で話題に

アンコールワットの街シェムリアップで2018年に創業したチョコレートブランド「Wat Chocolate」が、2022年に首都プノンペンに進出し、おしゃれなアイテムとして若い女性たちを惹きつけている。シェムリアップでは高品質なお土産として外国人観光客などに人気だったが、プノンペンでは地元の中間層以上の20代女性を中心に人気となっている。プノンペンの中心部バンケンコン地区に出店以降、洗練されたパッケージデザインが評判になり、クリスマスや誕生日のギフトとして注目された。

さらに、店舗では贅沢なチョコレートとコーヒーを楽しむカフェスペースも提供しており、カフェとしても利用されている。「Wat Chocolate」ではカンボジア産カカオを使用し、46%から100%のカカオ含有量の高いビターチョコレートを製造・販売。人気の商品はカカオ70%のシーソルト(5.5ドル)や、カカオ48%のダークミルク(5.5ドル)がある。同社はカンボジアで初めて、カカオからチョコレートまで一貫して製造する”Bean to Bar”製造を実施している。直営店以外では「Rosewood」や「Raffles」、「SOFITEL」、「HYATT REGENCY」などの5つ星高級ホテルで取り扱われ、高級でおしゃれというイメージが確立された。

カンボジア初のチョコレート専門店による健康志向の人に向けた商品展開が注目される

常夏のカンボジアでチョコレートを購入することが難しかったのは過去の話で、都市部では冷房や冷蔵庫が普及したことにより、チョコレートを買えるようになっている。プノンペンでは2009年に創業した「Brown Coffee」がカフェ人気の火付け役となり、それ以降カフェでは飲み物とともにチョコレートケーキなども提供されるようになっている。これまでチョコレート専門店が存在しなかったカンボジアにおいて、「Wat Chocolate」の製品はカカオ含有量の高いビターチョコレートや、グルテンフリーやヴィーガン向けなど、健康志向を意識した商品展開を行っており、トレンドに敏感な女性たちから注目を集めることになった。

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本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/) とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。


  • TNCアジアトレンドラボ

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