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【中国】中国消費者のオンラインショッピングは4つのサイトに集中 (Statista)

最近のStatista Consumer Insightsの調査によれば、中国の消費者はオンラインショッピングにおいて国内のプロバイダーを頼りにする傾向がある。その中でもJDが最も利用されており、過去12か月で61%の回答者が同サービスで買い物をしたと回答している。これに続くのが、いずれもAlibabaが運営するTaobao(54%)とTmall(51%)である。

通常、Amazonは世界的な主要eコマースプラットフォームと見なされているが、中国における影響力は限定的である。回答者のうち、最近Amazonを利用したと答えたのは20%にとどまっている。調査回答者が選べる16のオンラインショップのうち、Amazon以外で名前が挙がった外国のオンラインショップはApple(10%)とSephora(8%)の2つのみである。

消費者の嗜好が経済的成功にも直結しているケースが2つある。TaobaoとTmallの親会社であるAlibabaは、Companies Market Capによれば直近12か月で1,324億ドルの収益を上げており、同サイトに掲載されている9,000以上の上場企業の中で53位にランクインしている。JDはさらに好調で、1,540億ドルの収益を記録し、世界トップ50に入り込んでいる。中国のテクノロジー企業としては最高収益を誇り、世界で40位に位置している。Amazonセラー向けソフトウェアJungle Scoutによる最近の調査によると、Amazonで販売されている商品の多くが中国で製造されているという事実があるにもかかわらず、中国の消費者は自国産の代替品をより重視している。

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記事の出典:
https://www.statista.com/


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    Florian Zandt

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