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電子機器、玩具、ファッションがEコマース売上を独占 (Statista)

サイバーウィーク、ブラックフライデー、アマゾンプライムデーなど、近年オンラインショッピングは時間限定の割引キャンペーンによって明確に区切られるようになっている。各プラットフォームが異なる商品カテゴリーに異なるセールを展開する一方で、eコマース収益の大半は3つのセグメントで生み出されている。

Statistaの市場インサイトに基づくチャートによれば、販売額の約3分の2がエレクトロニクス、玩具、ホビー&DIY、ファッションの各セグメントに由来している。エレクトロニクスには、スマートフォンやノートパソコンといった伝統的に高価な消費財や、洗濯機、コンロ、冷蔵庫といった家庭用電化製品が含まれているため、エレクトロニクスがリストの上位を占めているのは驚くにはあたらない。一方で、ファッションが世界のeコマース収益の約20%を占めている点は特筆に値する。単価の低さを販売数量の多さで補っていることが、その理由である。

eコマースの将来を見据えると、Statistaのアナリストはオンライン食品ショッピングが最も成長の可能性を秘めたセグメントの1つになると予測しており、2023年の3300億ドルから2027年には6200億ドルに倍増する可能性があると見ている。それでも、このセグメントの売上は、近い将来において上位3セグメントに迫ることはないとされている。2027年には、エレクトロニクス、玩具、ホビー&DIY、ファッションの各カテゴリーの売上が1兆ドルを超えると予想されている。最大の市場は現在も将来も中国、米国、日本であり、2027年にはそれぞれ2兆ドル、1.4兆ドル、2,240億ドルの収益が見込まれている。

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記事の出典:
https://www.statista.com/


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    執筆者プロフィール
    Florian Zandt

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    株式会社インテージ

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