ColumnColumn

地元産の食材を食べることが重要視されている場所 (Statista)

国連によれば、世界の食品システムおよび食品の包装・流通は、地球全体の温室効果ガス排出量の3分の1以上を占めている。環境への影響を抑えるため、国連は動物性食品よりも資源消費の少ない植物性食品を多く摂取し、輸送に伴う排出量を抑えるために地元で生産された商品を購入することを推奨している。

Statista Consumer Insightsが2023年7月から2024年6月にかけて21カ国で実施した調査によると、消費者の約4人に1人が、食品を購入する際の最も重要な基準として、製品の地域性を挙げている(16の基準の中から複数の回答が可能)。スイスとオーストリアの消費者は、地元産の商品を最も重視しており、45%がこの点を重要だと答えている。それに続くのがドイツ(38%)、フランス(34%)、イタリア(32%)である。

一方、アメリカや中国の消費者にとっては、食品の地域性はそれほど重要ではない。地域性が重要と答えたのは、これらの国ではわずか10%にとどまった。
しかし、こうした重要性の認識の違いに加えて、価格や入手可能性など、いくつかの要因が地域産食品の購入に影響を与えている。

images

記事の出典:
https://www.statista.com/


  • Intage Inc

    執筆者プロフィール
    カタリーナ・ブッフホルツ

    ***

  • Intage Inc

    編集者プロフィール
    株式会社インテージ

    ***

転載・引用について
  • 本レポート・コラムの著作権は、株式会社インテージ または執筆者が所属する企業が保有します。下記の禁止事項・注意点を確認の上、転載・引用の際は出典を明記ください 。

    「出典: インテージ 調査レポート「(レポートタイトル)」(●年●月●日発行)」
    「出典:Global Market Surfer ●年●月●日公開
  • 禁止事項:
    • 内容の一部または全部の改変
    • 内容の一部または全部の販売・出版
    • 公序良俗に反する利用や違法行為につながる利用
    • 企業・商品・サービスの宣伝・販促を目的とした転載・引用
  • その他注意点:
    • 本レポートを利用することにより生じたいかなるトラブル、損失、損害等について、当社は一切の責任を負いません
    • この利用ルールは、著作権法上認められている引用などの利用について、制限するものではありません
  • 転載・引用についてのお問い合わせはこちら