
親子向けIT見本市に5日間で20万人が参加
上海で2019年7月に大規模な親子向けIT見本市「上海親子奇妙日」が開催された。(奇妙は、中国語で「好奇心を掻き立てる」「面白くて不思議」といった意味。)5日間で20万人が参加し、ベネッセ、トイザらス、ディズニーイングリッシュなどの外資系企業も含む100社以上が参加。主催は親子での遊び場検索、口コミ情報検索などが人気のアプリ「美団」と、それを傘下に置く巨大口コミアプリ「大衆点評」だ。各社のアプリを紹介するブースのほか、アプリ内の遊びや教室をオフラインで体験できるコーナーがあり、すべて無料で体験することができる。
英語・音楽・読み聞かせなどの有料教育アプリが大人気
上海の子育て世代は、自らが詰め込み教育に苦しんだ。2017年の7ヵ国の四年制大学(レベル)進学率で他の国と比較すると、中国は38.23%で最下位。人口が多い分、競争が非常に激しいという事情もある。
受験戦争を経験したことのある世代は、詰め込み教育に対する反動のため、次の世代には楽しく自由に語学や特技を身につけてほしいと考えている。そのため、育児情報、教育、遊びなどをアプリに頼る人が非常に多く、英語、音楽、お絵かき、読み聞かせなどの有料アプリが大人気だ。2018年には、幼児教育分野の市場規模は3億元(約47億円)を超え、年15%伸びているという。 また、上海ではもともとBtoCの要素も持つ展示会が多く、親子や友達同士でレジャーとして展示会場に行くことも一般的だ。美術館などと同じプラットフォームでチケットが販売されているので、ビジネスマン向けの機械系展示会でも親子連れが見学に来ていることも珍しくない。さらに近年は父親が子どもが旅行に連れて行くテレビ番組「爸爸去哪儿」がヒットし、親子で遊びに行ける場所が注目される傾向にある。そのため、無料で子供と遊べて、最新アプリをオフラインで体験できるイベントは注目度が非常に高いといえるだろう。

