【インド】トレンドに敏感な人々が集まるカフェ「Blue Tokai」/ブランド名を全面に出したコラボ展開で一躍有名に
- 公開日:2019/08/01
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トレンドスポットへの出店とコラボ展開で知名度を一気に広めた
首都デリーの高級住宅街や、若者やトレンドに敏感な人々が集まるスポットに店舗を増やし、ムンバイやバンガロールなどの都市部にも進出している注目のカフェが「Blue Tokai」だ。おしゃれで落ち着いた雰囲気のある店内では、親しい仲間と一緒においしいコーヒーとおしゃべりを楽しむ人々で賑わっている。さまざまなレストランやカフェにオリジナルコーヒー豆を卸し「Blue Tokaiのコーヒー」を提供したり、サンドイッチやケーキ店とコラボをした店舗を出したりするなど、知名度と店舗を一気に広めている。
南デリー高級住宅街にある店舗では、サンドイッチで有名なBig Fat Sandwichと、ケーキ店Miamとコラボし、淹れたてコーヒーとサンドイッチ、デザートが一度に楽しめる。人気のメニューは48時間マリネされたラム肉の入ったサンドイッチ 「Philly Loving 」380インドルピー(約600円)や、シュークリーム「Vanilla Custard Choux Pastry & Crumble」 150インドルピー(約237円)、甘党なインド人が好む「Iced Latte」160インドルピー(約253円)などである。
チャイよりも高級でおしゃれなコーヒーのイメージを一層高めた
インド人にとって、コーヒーはチャイよりおしゃれで高価な存在である。店舗はトレンドに敏感な富裕層や若者に人気のスポットにあり、これまでおしゃれで雰囲気のある店で、おいしい淹れたてコーヒーが飲める場所が少なかったため、人気が出た 。今まではレストランやカフェでも、ただ単にコーヒーを扱っているだけで、ブランド名をだす事に対しこだわる店がなかったが、あえて「Blue Tokaiのコーヒー」 と銘打つことで、一躍知名度を上げた。そのほか、一部の店舗では、おいしいコーヒーの淹れ方を教える教室なども開催し、新たなソーシャルの場としても注目を浴びている。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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執筆者プロフィール
TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。 http://lifestyle.tenace.co.jp/
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インテージ
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