統計データから見るアメリカ~住編~
- 発行時期
- 2023年6月
- ページ数
- 29
- リサーチ実施会社
- インテージ
- レポート価格
- Free
- 対象国
-
- USA
内容
「統計データから見る」レポートシリーズは各国の政府機構が公開する生活者関連の基礎データ(食、住、モビリティなど)を取りまとめたレポートです。「アメリカ・住編」では、アメリカの公開データを用いて、アメリカの住の消費の概況と地域別特徴についてご紹介します。
サマリ
世帯構成と人口流動
・ ヒスパニック系が多い西海岸やメキシコと隣接する各州は、平均世帯人数が多い傾向。
・ 人口流動に関しては大都市圏離れの傾向があり、仕事の機会や住みやすさが人口流動の主な要因。
・ アメリカでは定住の観念はなく、ライフステージごとに住み替えるのが一般的。
・ 全国平均と比べて、ニューヨークでは居住費用の節約、カリフォルニアでは通勤時間の短縮で転居する特徴がみられる。
住宅保有状況
・ 住居費用の支出の割合は日本より高いが、電気水道ガスの料金は割安感。
・ 不動産の資産価値は上昇、金利は2021年まで長い間低水準のため、賃貸よりも保有する傾向。
・ アメリカは独立意識があり、若い時からエントリーハウスを低価格で購入する傾向がある。
・ 東京と比較して、ニューヨークやカリフォルニアの1戸当たり住居面積は広く、居室数も多い。
・ 保有する住宅は一戸建てが主流で、築40年以上の古い物件が日本より多い。
耐久財保有状況
・ 冷蔵庫、エアコンなど基礎家電の普及率は高い。
・ キッチンスペースが広いため、食洗機の保有率が日本より高い。
・ 洗濯機と乾燥機はそれぞれ1台ずつセットで保有する傾向がある。
・ スマホの保有率はパソコンより高く、デバイスがスマホへシフトする傾向が見られる。
・ 自動車の保有は全体的に高い一方、ニューヨークは公共交通が発達しており自動車保有が平均より低い。
・ EV充電設備もEVも、近年増加傾向。特に、ZEV政策を強力的に推進しているカリフォルニアでは、普及率が全国平均より高い。