【タイ】ミレニアル世代注目・韓国スタイルの「ファッション×カフェ」/インスタ映えするピンクの内装&スイーツが人気
韓国カルチャーは、K-POPや韓流ドラマ、コスメやファッションを通じて、タイのミレニアル世代やその下の若者層に大きな影響を与えてきた。韓国風がもてはやされる中、バンコクの若者文化の発信地であるサイアムスクエアでは、韓国スタイルのカフェが人気を集めている。
韓国のファッション&コスメブランドの「STYLENANDA」が、明洞に2016年10月にオープンさせたピンクのファッションビルは、「ピンクホテル」と名づけられ、韓国人はもちろん、海外からの旅行者にも人気がある。そして、2017年11月に海外初店舗となる「STYLENANDAPink Hotel」バンコク店をサイアムスクエアにオープン。
4階建ての店内は、ソウル店と同様に明るいピンクのトーンで統一されており、1~3階はタイの若い女子に人気のコスメ「3CE」や、韓国スタイルの服飾雑貨で占めている。最上階の4階には、カフェ「Pink Pool Café」を併設。カフェの看板メニューは、「Pink Hotel Bangkok」(160バーツ/約480円)。ストロベリーテイストのレモネードが入ったグラスの周りは、パステルカラーのコットンキャンディーで包まれており、見ているだけで幸せな気持ちになれると評判だ。店内は写真撮影用のスポットが数ヵ所用意されており、スマホで写真撮影を楽しむ女性が多い。
ピンクカラーのファッション×カフェスタイルが話題
バンコクのサイアムスクエアでは、STYLENANDAPink Hotelのような、ファッション×カフェスタイルのショップが増えている。マルチブランドのファッションショップ「Matchbox」は、Instagramショップの商品を集めた店舗。2017年5月にオープンした2店舗目には、3階に「PinkPlanterCafé」を併設。ピンク色の店内にはフラミンゴや南国風の大きな葉が描かれ、明るい雰囲気。ピンクのストロベリーシェイクに、ホイップクリームとカラフルなトッピングが乗った「On The Pinky Milky Way」は130バーツ(約390円)。この他、コットンキャンディーをあしらった可愛らしいアイスクリームなどが楽しめる。
タイの若者は、ファッションとカフェを掛け合わせたスタイリッシュなカフェを「韓国スタイルカフェ」と呼び、インスタ映えするスポットと捉えている。ファッションのショップを併設していることや、明るいピンクやパステルカラー、スイーツもフォトジェニックな点が、韓国で見かけたカフェを思い起こさせるようだ。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。
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インテージ
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- 2019/02/07
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