【ミャンマー】COVID-19の影響でFacebookを活用した「C to Cビジネス」が急成長
若者に向けたキャリアスキルや自己啓発外国語のオンライン教室などが人気
2018年にスマホ普及率が90%を超え、国民のほとんどがインターネットにアクセスできるようになったことで、オンラインでのC to Cビジネスが盛り上がっている。また、COVID-19の影響もあり、Facebookを活用した新たなビジネススタイルがミャンマーで定着しつつある。
Phyo Phyo Aungは、若者に人気のインフルエンサーで、2017年からFacebookページ「Chance Myanmar」を立ち上げ、自身の留学経験から学んだ知識や情報を発信している。2020年7月、オンライン教育プラットフォームを立ち上げ、androidのアプリを通して、若者に向けてキャリアスキルや、より豊かに生きるための自己啓発講座を開始した。
Phyo Phyo Aungは本の出版やTEDで講演を行うなど、成功した起業家として憧れの存在であるが、モデルや女優と異なり自分達に近い人物という感覚もあるため、「自分も頑張れば成功できる」という勇気を与えている存在でもある。「Chance Myanmar」のFacebookフォロワーは約49万人、Phyo Phyo Aung個人のFacebookも約40万人のフォロワーがいる。Facebookからオンラインコースの受講(49,000ks~99,000ks/約3,800円~7,700円)に繋げており、既に3万人以上の受講者を集めている。
民主化したミャンマーでは、自由への意識が広まり、ビジネスで成功したい、スキルを磨きたいと考える人が増えている。COVID-19発生以降、さらにこの傾向が強まり、スキルを身につけるための講座や、外国語のオンライン教室が人気になっている。それにともない、自宅でオンライン教室を始める人も増えており、Facebook上で日本語と日本についての情報発信を行っている khet chanは、 2020年6月7日のページ開設からわずか2ヶ月で約5,000以上のフォロワーを集めている。
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Chance Myanmarさんの投稿 2020年7月3日金曜日
インターネット=Facebook Facebookがシェアを占めている理由
ミャンマーでは、インターネット=Facebook というイメージがあるほど、Facebookの人気が高い。これはインターネットが普及した当初、ミャンマー語の文字であるZawgyiフォントにGoogleが対応していない中、Facebookが先にミャンマー文字に対応したことにより、ユーザーシェアを獲得したためである。その結果、今でもFacebookがメインのインターネットツールとなっており、各通信業社は顧客獲得のために、Facebookの通信料を割り引くなどのプロモーションを行なっている。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
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- 2020/08/19
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