【シンガポール】花見ツアーからパンやケーキまで日本の「SAKURA」コンテンツがシンガポールで大人気
- 公開日:2019/05/13
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花見ツアーがシンガポール人に大人気SAKURAにまつわる食・雑貨も続々
2019年春、日本の桜を見に行く「花見ツアー」がシンガポール人の間で人気となった。その関心の高さから、次々と「桜」にちなんだ食品や雑貨が発売されている。地元ベーカリーチェーンの「BreadTalk(ブレッドトーク)」では、桜入りのバタークリームを挟んだ「Sakura Cottony Cake」を1.90SGD(約155円)で販売。そのほかにも、桜色のスポンジケーキ「Fuwa Fuwa Sakura」2.80SGD(約230円)、桜桃のクリームが入ったケーキに、桜の花をトッピングした「Sakura Snow Cheese」18.80SGD(約1,540円)など、桜のケーキ、菓子類を5月12日まで提供した。
さらに5月5日までの限定で、マスカルポーネチーズのムースと桜風味の北海道ミルクチーズケーキを組み合わせた「Hai! Cheese」29.80SGD(約2,445円)を販売、売れ行きも好調であった。
日本で桜を楽しむだけでなく気軽にSAKURA関連商品で春気分を
シンガポールで「どの季節に日本に行ってみたいか」と聞くと、「3月後半から4月にかけて」という答えが一番多く返ってくる。理由は「SAKURA(桜)のシーズンだから」。欧米や中国など、桜がある国は多いが、桜の花を楽しむ歴史や習慣、愛で方までも含めたうえで、日本の桜に価値を感じ、ある種の憧れを持っているようだ。また、日本独自の文化である「花見」への関心も高い。しかし、スクールホリデーではないこの時期に、長期の休みをとって日本へ行くことは難しく、行けたとしても、天候の影響で桜の花を鑑賞できずに帰国する人も少なくない。そのため、日本の桜にちなんだ食品を筆頭に、雑貨、お祭りなど、気軽に桜を楽しめる商品やイベントに人気が集まっている。
本記事はTNCライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/ )とインテージのグローバル・リサーチャーの共同執筆記事です。
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TNCアジアトレンドラボ
株式会社TNCが運営する、アジアのトレンドを研究・発信する情報機関。現地の生活者の暮らしや生活習慣に根ざしたトレンドからインサイトを見出し、企業のマーケティング活動の支援を行っています。 http://tnc-trend.jp/
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